いくつかの採用面接を終えてみて
ども! サイバーコネクトツーモントリオールスタジオのヤマノウチです。
昨日、今日と暖かい日が続いているモントリオール。
珍しく、雪ではなく、雨が降っております。
↑雪がとけている
ただ雪がとけると、ご覧の通り、道路が水たまりだらけ。
毎年の雪の重さや冷たさで、道路のアスファルトがボロボロになるらしく、街中の道はどこも穴だらけ。
お世辞にも、綺麗な道とは言えないモントリオール。
↑間違って水に浸かってしまわないように歩くのが大変です。
そんなことはさておき。
今週から採用面接がはじまっているわけですが、数名の面接を行ってみて感じたことメモ。
その1:約束の時間より早く来る
これまで、仕事の打ち合わせなどで相手が遅れてきたり、頼んでいたサービススタッフがなかなか来なかったりと、モントリオールの人はちょっと時間にルーズなのかなー?と思っていたのですが、面接においてはそんなことはなく、約束の30分前からスタジオの前で待機していた方もいたぐらい、みなさん早くいらっしゃいます。
いい意味で裏切られた感じ。
ちゃんと、エントランスでスノーブーツを脱ぎ、普通に靴に履き替えて来るあたり、礼儀正しい。
その2:謙虚・控えめ
これも勝手な思いこみで、海外の面接だと「俺ってこんなにすごいぜ!これもできるぜ!俺を雇うとこんなメリットあるぜ!」みたいな感じで、積極的に売り込んでくるスタイルを想像していました。
が、いたって謙虚。「今はまだ未熟なので、与えられた指示を着実にこなしていきたい」や「技術的な課題を解決して、チームメンバーに貢献したい」といった、控えめな発言が目立ちます。でも決して、弱気なわけではなく、自分を客観的に分析したうえで、正直な言葉を述べているように感じました。ハッタリが少ない。
その3:お金より経験
これはモントリオールのクリエイター市場がある程度、成熟して、煮詰まってきているのかもしれない。AAAタイトルを抱える大手企業がいくつも集まるなかで、報酬や福利厚生といった金銭的なインセンティブはある程度頭打ちなのか、もしくはそれだけでは魅力にならなくなってきているように感じます。
それよりも、新しい物事や自分を成長させられる場に身を置きたいという方が増えているのかもしれません。
クリエイターが増えすぎた結果、開発のコアチームに入れず、やりがいが薄れているという意見も見られました。
その4:日本文化に興味があるわけではない
うちに応募するぐらいなので、たぶん日本文化が好きで、日系企業で働きたい、と思ってる方が多いんだろうと想像していたのですが、一概にそういうわけではなく、その3のように、新しい挑戦の場に身を置きたいという理由のほうが強い印象です。(もちろん日本大好きという方もいらっしゃいました)
「モントリオールにある日本のゲームデベロッパー」という、マイノリティな感じが逆に新鮮なのかもしれません。新鮮味を求めている。
ということで、まず感じたのは、そんな印象でした。
あと、みなさん、しっかりと論理的に自己分析していて、自分の強みと弱みを客観的に語ってくれるので、話が理解しやすかったです。
まだ数件しか面接していないので、これから印象が変わってくるかもしれませんが、その時はまた記事にしたいなと思います。
現場からは以上です。
(ヤマノウチ)