サイバーコネクトツー モントリオールブログ

モントリオールスタジオのマネージャー日記

ケベック州のゲーム会社であること

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ども! モントリオールのヤマノウチです!

 

先日、うちのスタジオの公式サイトをフランス語にも対応させました。(といっても、1ページだけのペラサイトですが)

 

 

cyberconnect2.ca

 

もともと、フランス語バージョンも作りたいなと思って、準備は進めていたのですが、先日、ケベック州政府からお手紙が届きまして・・・

 

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↑なんかイヤーな予感

 

ケベック州フランス語事務局さん曰く・・・

 

「ケベック州でビジネスを展開している企業は、WEBサイト・SNS等での企業活動においてもフランス語での提供が州法により義務付けられています。貴社のサイト・SNSにおいてフランス語の提供がなされていないという、第3者からの情報提供があり、当局で確認したところそれに該当するため、速やかにフランス語での記載を行ってください。」

 

ということだった。

 

ほほー。見られてるなぁ~。

 

会社登記上、フランス語・英語の2つの社名表記を登録する必要があったり、従業員との契約書類などはフランス語版も必要だということは知っていたのですが、まさかWEBサイトやSNSにまで対応が必要だと思いませんでした…。

 

これは、まさにケベック州らしい、フランス語・文化・利用者を守ろうとする姿勢が感じられます。誇り高き血統!

 

早速、コーディネーターのサンブリッジさんに確認してもらったところ、今回の件は、特に罰則規定があるわけではなく、「対応が終わったら連絡ください」とのこと。

 

公式サイトは、元々、やるつもりで準備していたので、取り急ぎ公開日を速めて対応しました。

 

SNSについては、私のツイッター(えー、これもだめ?)と、スタジオのfacebookページが該当とのこと。多分、公式サイトからリンクを張っていたので、「ビジネス目的」であると判断されたのでしょう。

 

ツイッターについては、日本語で発信していますし、私個人のアカウント(スタジオ名義のアカウントではない)ということを説明し、理解してもらいました。一応、サイトからもリンクを撤去。

twitter.com

 

facebookについては、ビジネス利用ということは避けられないとのことで、今後は少なからず英語・フランス語の両方を記載して発信することにしました。

https://www.facebook.com/CyberConnect2.Montreal/

 

※ちなみにこのブログは該当せず。たぶんリンクを張ってなかったから?

 

私のように、フランス語がまったくできない(勉強中)者からすると、情報発信のハードルが一気に高くなってしまいました。ぐぬぬ。(これは単純に私の能力不足)

 

今後も、新しいSNSを作るたびに(例えばインスタグラムなど)フランス語も対応する必要があるのか・・・と、すこし気が遠く・・・。単純に、英語版・フランス語版を用意するので、言語的コストは2倍というわけですよね・・・。

 

とはいえ、それがケベックの文化でもありますので、やるしかありません!

 

逆に、日本に外資企業が来て、英語サイトと英語ツイートしかしてなかったら、「ちょっとぐらい日本語でも書いてほしいなー」と思うに違いありません。

 

ということで、ケベック州に出展をご検討されている日本企業の方がいらっしゃったら、フランス語対応にご留意ください!

 

忘れないように、教訓として記事にしました。

 

あーー、はやく、英語・フランス語でゲームファンやクリエイターたちと自由にコミュニケーションとれるようになりたいなーーーッ!!!(言語の神様、降りて来てー!!)

 

現場からは以上です。

 

(ヤマノウチ)