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モントリオールスタジオのマネージャー日記

モントリオールで感じた「他人の時間を奪わない働き方」

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どうも、モントリオールのヤマノウチです。

 

下記のけんすうさんのツイートを見ていて思ったのですが、最近のビジネストレンドとしては「他人の時間を極力奪わない」ことが意識されてきていますね(ホリエモンさんの「多動力」でも議論になりましたね)。

 

 

これまで、モントリオールの企業と1年8ヶ月やりとりしてきましたが、こちらのビジネスシーン(カナダの他エリアでもたぶん同じでしょう)でも他人の時間を奪わない、ということが当たり前になっているなと感じましたので、まとめてみます。

 

▼モントリオールで感じた「他人の時間を奪わない働き方」

 

直接会わない

こちらのビジネスパートナーとは、よっぽどのことがなければ直接対面しません。大体が「電話会議」です。Skypeなどのビデオ会議もほぼありません。

 

電話会議の前日ぐらいには、議題をメールで共有しているので、当日はあいさつ(電話口に誰が居るのか報告)をして、すぐに議論をします。内容にもよりますが、15分~30分で終了することがほとんどです。

 

直接会う場合、移動時間や受付対応、お茶の手配など、議論以外のことに時間が掛かりますが、電話会議だとそれがありません。

 

ビデオ会議を避けるのも、「不必要な資料作成」を避けるためのようです。電話会議だと音声しかないので、みんな極力わかりやすい言葉でハッキリと伝わるように喋ってくれます。そうしないと集中力も保てません。

 

※なお、日本でよくやる「ご挨拶に伺います」や「会社見学させてください」というのもほぼありません。企業訪問する際は、明確な目的があることがほとんどです。そのため、「訪問=なにかしらのビジネス展開あり」という期待を相手に与えてしまうようです(これでよく失敗した…)。

 

電話しない

電話もほとんど使いません。基本はメールです。カスタマーサポートなどの問い合わせは、WEBチャットで対応してくれます(AmazonさんやAutodeskさんとはよくチャットしてます)。

 

電話があるのは、複雑な説明が必要なときや、個人情報のやりとり、在籍確認や本人確認のときぐらいです。あとたまに営業や政府からの連絡があります。

 

定時直前に連絡しない

暗黙のルールとして、定時(17時)の直前には連絡しないというのが一般的なようです。社内・社外問わず、帰るぎりぎりに仕事を振るのはタブーで、嫌がられてしまうそうです。

 

そもそも、こちらの方々は17時ちょっと前(たぶん16時30分ぐらい)から帰り支度をはじめて、17時になった瞬間に席を立って退社しています。なので、17時に連絡しても相手が捕まらないですし、17時には企業の電話受付もほぼ終了しています。

 

「16時半以降に連絡してくるのは仕事ができない人」と言われました。

みんな、日中に集中して仕事をしているわけです。

 

二次会に行かない

そもそもビジネス会食では、二次会がほぼありません。こちらでは、深酒して泥酔するのは自制心が無くかっこわるい(未熟)とされているので、あまり遅くまで飲むことがないです。さくっと飲んで話して、サッと解散します。

 

会食スタートも18時からなど夕方からか、ランチタイムを希望される方も多いです。ランチともなれば、二次会どころかお酒を控えるがほとんどです(飲む人は飲みますが)。

 

カフェでのコーヒーミーティングも多く、所要時間が少なくてすみます。特にゲームや映像系の会社さんは、カジュアルかつ短時間な付き合いを好んでいるように思います。

 

 

ということで、「他人の時間を奪わない働き方」という話でした。

 

現場からは以上です。A la prochaine !

ヤマノウチ